ポジティブハラスメント ポジハラってあると思うんですよ

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セクハラ、パワハラ、モラハラに引き続きオワハラ……。××ハラスメント、という言葉が増えるに従って、気軽に使われるようになるに従って言葉の意味や語感が軽くなってしまい、それはそれで問題だな、と思う今日このごろですが。

ポジハラ、ってあると思うんです。

ポジティブハラスメント、要は他人にポジティブであることを強要する姿勢ですね。単なる慰めの言葉なら良いのですが、それが度を越すともはやハラスメントではないのか、という風に思います。

事例その① 「あれ〜? なんか今日暗くない?(笑)」

個人的にはこれが一番ムカつきます。
人間、生きてれば辛いこともありますし暗くなることもあります。暗くなりたいときは好きなだけ落ち込んでいればよいのです。他人にそんなことを言われる筋合いはありません。

事例その② 「大変なのは君だけじゃないって!」

そんなことはわかっているのです。本人としては「皆大変なんだし一緒に頑張ろうよ!」というつもりかもしれませんが、この言葉で「そうか……皆は私以上に頑張っているのに私だけ……もっと頑張らなくては……」と思ってしまい追い詰められる人もいると思うのです。

事例その③ 「そんなの気にしすぎだよ!」

この手の台詞は、相手との関係性や台詞のトーン、言い方などによって大きく受け手の印象が左右される気がします。

気にしすぎてることくらいわかっているけど気になるんだよ……という人にとっては、「気になってしまう自分」も含めて悩みの種なのです。それをバッサリざっくり上のように切ってしまうのは、本人の人格の否定にもなりかねません。

ポジハラの源

勿論、こうした台詞がどのような文脈で口に出されたかも重要です。相手にポジティブであることを強要してしまう瞬間とは、相手の抱えている問題の本質を理解せず自分の視点からものごとを言う時に生まれるのではないかと思います。

人はひとりひとり異なるのですから、別のことをつらいと思うのは当たり前なのです。

ポジハラの厄介なところは、自分が受けた不快感を正当だと感じにくい部分にあります。

セクハラであれば「セクハラされた、嫌だな」と思うことができますが、ポジハラはなまじポジティブなだけに「こう言われることを嫌だと思う自分が間違っているんじゃないか……」と思いがちです。

わ〜ポジハラじゃんこれうわ〜」と思って受け流すだけでだいぶ違うと思うのですが、どうでしょうか。ポジハラ。あなたの頭のボキャブラリに、ぜひ加えてはくださいませんか。