Aromanticにも色々あった話

この間、「WTFromantic」なる単語をTwitterで見かけました。聞いたことがないどころか読み方さえ分からなかったのでググってみたら、Aromantics Wikiというページがヒットしました。Aromantic関連の単語をまとめているwikiのようです。開いてみたらWTFromantic以外にも私の知らない言葉が沢山ありました。

それまで「同じAセクと言っても色々あるなあ」と漠然と考えてはいたものの、当事者のひとりとして「Aセクって何?」と聞かれた時にはそれなりの説明ができる程度の知識があると思っていたので、「Aromantic」という括りの中から更に未知の言葉がわんさか出てきて凄く驚きました。

セクシュアリティの世界はラベリングの世界でもあるような気がします。自分のセクシュアリティが既存の枠に収まらない、と思った時、人は新しい言葉を作り出します。その連続で新たな概念、ラベルが生まれていくのだと思います。人はどこかに所属することで安心感を得たい生き物なのかもしれません。一方で、分類が細かくなればなるほど当事者以外からは「なんだか面倒くさいしわけわからんな」と思われてしまう可能性が高くなるのも事実。突き詰めて考えればひとりひとりが異なるセクシュアリティであると言っても過言ではありません。分類・ラベリングは程々に。

とはいえ、私も知らない言葉があるとついつい調べてみたくなる性質なので、Aromantics Wikiの中から幾つか単語をピックアップしてご紹介します。あくまで話半分に、「そういうのもあるのか」程度にご覧ください。

Gray-aromantic(グレイ・アロマンティック)

Gray-romanticとも。時々/稀に、他者に対して恋愛感情を抱く人。また、100%Aromanticとは言い切れないが、100%恋愛感情を抱くかといえばそうとも言えない人など。Demiromantic(強い結びつきを持った相手にのみ恋愛感情を覚えることがある)などもここに含まれるそうです。

Lithromantic(リズロマンティック)

他者に対して恋愛感情を抱くことはあるが、相手から同じように恋愛感情を返されたり、また恋愛関係になることは望まない人のこと。読み方は果たしてリズロマンティックで合っているのでしょうか。不安です。

Quoiromantic/WTFromantic(クオイロマンティック・ホワットロマンティック)

友情と恋愛感情の区別がつかない、また他者に対して恋愛感情を抱いたことがないため自分がaromanticであるかどうかはわからない、恋愛感情がそもそもわからない、等といった人たちのこと。他にも、こうした様々な用語の中で「自分はどれとも違うな……」と思った人の受け皿的単語として機能しているようです。

他にも色々と面白そうな概念があったので、暇がある時にぼちぼち紹介していきたいなと思います。「そういう感覚」をもつ人が一定数以上いて既存の概念に違和感を覚えるからこそ「そういう言葉」が生まれてくるわけなので、新しい言葉を知る度に自分の世界観がアップデートされるような気がします。恐らく私はこれからもとりあえずAromantic asexualを自認し続けると思いますが、なるべくこういう言葉は覚えていきたいなー、と思っています。