『ボーイ・ミーツ・ガール』を観てきたよ

引用元:TILGFF

7月18日、青山のスパイラルホールで開催された第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で、映画『ボーイ・ミーツ・ガール』を観てきました。

同じ日に上映されていた海外短編映画集の方はわりとヘイトクライム描写の入った重めの話が多かったようなのですが、こちらは全体的にコメディタッチで、鑑賞後もすっきりとした気持ちで映画館を後にできるタイプの映画でした。よかった……。

あらすじ

主人公のリッキーはMtF。小さな町に住む彼女は小さな頃からずっと女の子として堂々と生活してきた彼女と親友ロビー、そして寄宿学校から故郷へと帰ってきた美女フランチェスカを中心に物語が展開していきます。

最後にはバッチリ感動させてくれて、まさしくタイトルに相応しい青春映画でした。

ストーリーの内容にはあまり触れないでおきますが(ここでネタバレを自粛する意味があるのかどうかは置いといて)、とにかくリッキーが、芯のある強い女の子なんです。あと超美人。フランチェスカに「私は一体何者?」と聞かれて「人間よ」と答えるシーンに、彼女の人生哲学の全てが詰まっています。

そんなリッキーですが、実は彼女にも秘密があって、心には大きな傷を抱えているんです。ただそれが、彼女の場合は「こんなに強く見えるのに、実は弱い部分もあるんだ」という風には見えないように描かれているんですね。

普通のヒューマンドラマなら、強く見える人は脆い部分を孕むことで、そのギャップがキャラクターの魅力を作ってくれますが、リッキーの場合は、揺らぐことこそあれ、基本的には最初から最後まで徹頭徹尾強い女性です。

そして、その一貫性こそが逆に彼女の魅力になっています。

リッキーのように強い女性は、恐らく現実にはいないと思います。

そして恐らく彼女の親友、ロビーのような男性も。ただ、そのフィクション性を心地よく受け入れることができる映画でした。

あと後ろの席で途中ドッカンドッカン笑ってた人が最後の方すすり泣いてるのも印象的でした。もらい泣きしかけて危なかったです。